~感謝を伝えたい日~
- Masako Kikucji
- 8月15日
- 読了時間: 3分
エムズは2週間という長い夏休みをいただきいよいよ来週から再開です。こどもたちは夏休みも佳境に入りそろそろ宿題が気になったり、あと残り少ない夏休みを惜しみながらそれぞれの夏を迎えていることと思います。真っ黒にひやけしたかな?海やプールやキャンプにいったのかな?おじいちゃんやおばあちゃんに会えたかな?勉強をがんばったかな?部活に燃えたかな?あと数日後にあえるみなさんの顔を想像しながら、私も平常運転の心と身体の準備しながら、今日 2025年8月15日、ニュースレターを書いています。 戦後80年目の本日です。
80年という年月がどれくらいの時間であるかということを考えています。それは私たちが毎日生きている時間軸のなかでの、春夏秋冬を1年のサイクルとして、この経過が80回。例えば自分に置き換えてこの繰り返しを50回以上繰り返してきました。そしてその50数年を振り返る時、飢えることも、ましてや戦争で誰かが死んでいく光景を目の当たりにすることなどなく、それを当たり前として今の平和を享受してきた、本当に幸福な世代に産まれた一人であると実感します。同時に、私の父母の世代、まだ記憶にも遠くないあの優しかった祖父母たちの世代はまさにその戦争のど真ん中を生きてきたことを思い出すのです。私の母は終戦当時5歳。満州からの引き上げ者でした。幼心の記憶は鮮明で未だに当時のことを何度も話してくれます。もうとっくに亡くなった母方の祖母も私が小学生の時によくその当時のことを話してくれました。あまり楽しい話ではなかったけれど、あまりにも自分には想像できないほどかけ離れた当時の祖母の生き様に、私は真剣に耳を傾けていました。母やおばあちゃんが実際に体験したことを聞いたというのは私にとっての”リアル”です。そしてこのたった80数年前のことなのに、そのあった現実を家族でリアルに聞けた最後の世代なのだと思うと胸が痛くなります。私もこどもたちも戦争を知りません。本当は知りたくありません。でもその記憶を消してはいけないと思います。私の両親、祖父母、祖祖父母と困難な時代を越えて、繋いでくれた今があることを思いだして、感謝をしたいと思うのです。特に戦争の悲惨さだけにフォーカスを当てて振り返ることより、私たちはその父祖たちが積み上げて残してくれたものに感謝して、それをつないでゆくことが大切と思うのです。今も世界中で戦争は絶えることがありません。特に終戦の日を機に、この日本を守ってくれた沢山の父祖、英霊にこころから感謝をしたいと思います。
同時に今の平和に感謝です。健康に感謝です。そしてエムズに元気に通ってくれるみんなの笑顔に感謝です。お子さんをこの教室に送り出してくれる保護者方に感謝です。
ふと耳を澄ますと…セミの鳴き声が今年は少ないような.…ミンミン暑さを掻き立てるようなセミの聲も夏の情緒で大好きです。さて。会いたい人に会って、笑って、食べて、十分休んだエムズの夏休みはおしまい。また秋に向けて元気やる気全開です。よろしくお願い致します! 後期からのカレンダー配布いたします。 ( `・∀・´)ノ





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